第25章 - 結びのふりかえり
第25章 労働
民族のなかの多くの人々が、他にはほとんど従事する人のいない職業に移っていけば、軋轢が減る。反対に、優位集団が好む仕事を少数派の人が選ぶと、報復を受けることがある。こうした理由で、好ましい仕事についている人は、たまたま少数派の一員であれば、競争相手としていっそう否定的に評価されるのだ
マイノリティの話とだいぶ繋がっていて、タイムリーだ。。
女性管理職とかまさにこれだなあ
第25章 人種
第25章 市民権
第25章 分離された状態
第25章 国家主義者と愛国主義者
アメリカ人の被験者がウィジアンについてどう思うかと質問されると、四〇パーセント近くが彼らについて悪い印象をもち、近くに住んでほしくないと答えた
知らないものに対して無意識的に攻撃的になるのは人間のバグ?なのではと思うことがある
第26章 社会は必要か?
https://ja.wikipedia.org/wiki/北センチネル島 も単一の部族?しか住んでいない上に外部からの干渉を受けていないので、同じような状態。他者がいない状態でどのような精神構造で暮らしているのか気になるなあ(行ったら攻撃されるみたいだからわからないけど...)
第26章 普遍的な社会と、人間であるということ
結び アイデンティティの変化と社会の崩壊
ほとんどの動物において、社会の大きさにおよそ二〇〇の個体数という上限
匿名社会を作るという解決策をとることができる動物は本当に限られるんだなあ
ほとんどの国家は、相互に依存していることを認識し、現代的な紛争にかかるコストを嫌がり、ただちに互いを征服しにかかろうとしなくなっている。まさしく、世界中の人間についての知識をもっていることで、めずらしいものがふつうになり、集団間の接触がまれで限られたものだった時代には到達できなかったような日常的な現実が生まれている
新聞とかインターネットのおかげで情報が共有されて相手を知ることができれば敵対的じゃなくなるのかな。なんにせよ、この時代に生まれて本当に幸運だなと感じた。
コミュニティの定義にもよるが、コスモポリタンが増えてきたというのは確かになあと思った
これだけ長い書籍ともあって、結びはなかなか面白いな。